20 世紀の音楽 — ソ連・米国・戦後前衛・ミニマル
1920-2000 の 80 年、 20 世紀音楽の 多様な発展。 ソ連の ショスタコーヴィチ (1906-1975)・プロコフィエフ (1891-1953) が スターリン体制下で 15 の交響曲を書き、 米国の ガーシュウィン (1898-1937)・コープランド (1900-1990) が 「アメリカ音楽」 を確立。 戦後は ダルムシュタットの ブーレーズ (1925-2016)・シュトックハウゼン (1928-2007)・ノーノ (1924-1990) が セリアル・電子音楽を、 リゲティ (1923-2006) が トーン・クラスターを、 ケージ (1912-1992) が 4 分 33 秒 を発表。 ミニマル ライヒ・グラス、 スペクトル ラッシャー・グリゼー、 日本の 武満徹 (1930-1996)、 現代の アダムズ・アデス・小澤・トゥーランガリラまで辿る。
20 世紀音楽 — 「多様性」 の 時代
前記事 [印象派・新ウィーン楽派] の 1913 年 [春の祭典] 大暴動から、 20 世紀の音楽 は かつてない 多様性 を 見せる。 一つの「主流様式」 は もはや 存在しない:
- ソ連 — ショスタコーヴィチ、 プロコフィエフ
- 米国 — ガーシュウィン、 コープランド、 バーンスタイン
- 戦後前衛 — ブーレーズ、 シュトックハウゼン、 リゲティ、 ノーノ
- 実験音楽 — ケージ
- ミニマル — ライヒ、 グラス、 アダムズ
- スペクトル — グリゼー、 ミュライユ
- アジア・日本 — 武満徹
- ポリスタイル — シュニトケ、 ペルト
これらは 相互に対立 しつつ、 20 世紀後半の 音楽的 パノラマ を 形成。
全体主義下の 音楽 — ソ連
1917 年 ロシア革命 → ソヴィエト連邦 (1922-1991) の 70 年、 音楽は 国家統制 の 下で 独特の発展。
「社会主義リアリズム」
1934 年、 スターリン政権が 「社会主義リアリズム」 を 芸術の 公式ドクトリンに:
- 民衆に わかりやすい 音楽
- 「形式主義 (formalism)」 の 否定 — 前衛的な音楽は 「西欧ブルジョアの 悪影響」
- プロパガンダの 道具 としての 音楽
- 国家賞・スターリン賞・レーニン賞 で 統制
音楽家は 「二重言語」 を強いられた — 表向きは 従い、 内面で 抵抗。
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ — 「20 世紀 交響曲の 巨匠」
ドミートリイ・ドミトリエヴィチ・ショスタコーヴィチ (Dmitri Dmitriyevich Shostakovich、 Дмитрий Шостакович、 1906-1975) は、 サンクトペテルブルク生まれ、 生涯 ソ連に住んだ 作曲家。 15 の交響曲、 15 の弦楽四重奏、 他 多数。 20 世紀最大の 交響曲作曲家 の 一人。
生涯 (概略)
- 1906 年 9 月 25 日 — サンクトペテルブルクで 誕生
- 1919-1925 — サンクトペテルブルク音楽院、 グラズノフに 師事
- 1925 年 — 19 歳、 [交響曲第 1 番] 卒業作品、 世界的な 大成功
- 1934 年 — オペラ [ムツェンスク郡のマクベス夫人] 初演 大成功
- 1936 年 1 月 — スターリン、 [マクベス夫人] を 観劇し 激怒、 プラウダ紙 「音楽ではなく 混沌 (Muddle Instead of Music)」 攻撃記事、 粛清の 恐怖 の 中で 生涯 過ごす
- 1937 年 — [交響曲第 5 番] で 「復活」、 「ソ連芸術家の 創造的回答」
- 1941-1945 — [第 7 番 「レニングラード」] — ドイツ軍レニングラード包囲戦下で 作曲、 国際的英雄に
- 1948 年 — ジダーノフ批判、 再び 「形式主義」 として 攻撃
- 1953 年 — スターリン死去
- 1960 年 — 共産党員 に 加入 (強制的、 生涯 悔いた)
- 1975 年 8 月 9 日 — モスクワで 死去、 68 歳
15 の交響曲
- [第 1 番] Op. 10 (1925) — 19 歳、 デビュー
- [第 5 番 ニ短調] Op. 47 (1937) — 「ソ連芸術家の 創造的回答」 、 スターリン批判からの 「復活」、 二重言語
- [第 7 番 ハ長調 「レニングラード」] Op. 60 (1941) — 巨大 (75 分)、 レニングラード包囲下で 作曲
- [第 8 番 ハ短調] Op. 65 (1943) — 戦時中、 陰鬱
- [第 10 番 ホ短調] Op. 93 (1953) — スターリン死去後、 「DSCH モチーフ (D-Es-C-H = レ-ミ♭-ド-シ、 自分の名前)」
- [第 13 番 「バビ・ヤール」] Op. 113 (1962) — エフトゥシェンコの詩、 ナチスによる ユダヤ人虐殺
- [第 14 番] Op. 135 (1969) — 独唱・弦楽・打楽器、 「死の音楽」
- [第 15 番 イ長調] Op. 141 (1971) — 遺作、 ロッシーニ・ワーグナー引用
「二重言語」
[第 5 交響曲] の 終楽章 — 表向きは 勝利の凱歌、 だが 「これは 強制された 歓喜だ」 という 反抗の メッセージが 隠されている、 と 後世に 明らかに。
ショスタコーヴィチの 音楽は 表と 裏 を 常に 持つ。 「アイロニー」 と 「深い 悲哀」。
15 の弦楽四重奏
- [第 8 番 ハ短調] Op. 110 (1960) — 「ファシズムと 戦争の犠牲者に 捧ぐ」 、 DSCH モチーフ、 自伝的
- 15 曲全体が 人生の 各段階の 音楽的日記
「ベートーヴェンの 16 曲、 ハイドンの 68 曲」 と並ぶ 弦楽四重奏の 主要遺産。
「証言」 論争
ショスタコーヴィチの 弟子 ソロモン・ヴォルコフ が、 1979 年に [証言 — ショスタコーヴィチの 回想 (Testimony)] を出版。 「ショスタコーヴィチは スターリン体制に 深く 反抗していた」 という 内容。
- 1980 年代 大センセーション
- 1990 年代 以降 「捏造・改変」 説 が有力
- 現代でも 真偽論争 続く
セルゲイ・プロコフィエフ (1891-1953)
ウクライナ・ソンツォフカ生まれ。 ショスタコーヴィチより 15 歳年上、 1918 年に 亡命 → 1936 年に ソ連帰国 の 変わった 経歴:
生涯
- 1891 年 4 月 23 日 — 誕生
- 1904-1914 — サンクトペテルブルク音楽院、 リムスキー=コルサコフに 師事
- 1918 年 5 月 — 米国・パリへ亡命
- 1936 年 — ソ連帰国 (現代の 研究者を 悩ませる 選択)
- 1948 年 — ジダーノフ批判で ショスタコーヴィチと共に 攻撃
- 1953 年 3 月 5 日 — モスクワで死去 (スターリンと 同日、 メディアは スターリンの 死のみを 報道)
主要作品
- [ピアノ協奏曲 5 曲] — 特に 第 3 番 (1921) が 有名
- [ピアノ・ソナタ 9 曲] (第 6-8 番 「戦争ソナタ」 が 傑作)
- [交響曲 7 曲] — 特に 第 1 番 「古典交響曲」 (1917)、 第 5 番 (1944)
- [ロメオとジュリエット] (1935) — バレエ、 「モンタギュー家と キャピュレット家」 が 有名
- [ピーターと狼] (1936) — 子供向け、 世界的に有名
- [アレクサンドル・ネフスキー] (1938) — エイゼンシュテイン監督の映画音楽
「戦争ソナタ」 — ピアノ・ソナタ第 6-8 番
1939-1944 年に作曲された 3 つの ピアノ・ソナタ:
- [第 6 番 イ長調] Op. 82 (1940) — 打楽器的
- [第 7 番 変ロ長調] Op. 83 (1942) — リヒテル 世界初演で 決定的、 第 3 楽章 「プレスト」 が 有名
- [第 8 番 変ロ長調] Op. 84 (1944) — 静かで 深い
現代の ピアニストの 標準レパートリー。
アメリカ音楽 — 「新世界」 の 音楽
ジョージ・ガーシュウィン (1898-1937)
ニューヨーク生まれ、 ユダヤ系。 クラシックと ジャズの 融合、 38 歳、 脳腫瘍で 早世:
- [ラプソディー・イン・ブルー] (1924) — ジャズと クラシックの 融合の 象徴
- [ピアノ協奏曲 ヘ調] (1925)
- [パリのアメリカ人] (1928) — オーケストラ
- オペラ [ポーギーとベス (Porgy and Bess)] (1935) — 「サマータイム」
「アメリカ音楽の 誕生」 を 世界に 認めさせた 作曲家。
アーロン・コープランド (1900-1990)
ニューヨーク生まれ、 ユダヤ系。 「アメリカ音楽の 父」 、 90 歳長寿:
- [アパラチアの春 (Appalachian Spring)] (1944) — バレエ、 マーサ・グラハム振付
- [ロデオ]、 [ビリー・ザ・キッド] — バレエ
- [普通の人のための ファンファーレ] (1942)
- [エル・サロン・メヒコ] (1936)
「西部劇の 音楽」 の 典型が、 コープランドの 音楽 (ジョン・ウィリアムズへの 遠い影響)。
レナード・バーンスタイン (1918-1990)
マサチューセッツ生まれ。 作曲家 + 指揮者 + ピアニスト + 教育者 の 4 役:
- [ウエスト・サイド物語 (West Side Story)] (1957) — ブロードウェイ・ミュージカル、 「マンボ」、 「トゥナイト」、 「マリア」
- [キャンディード] (1956) — ミュージカル
- [ヴァイオリンとピアノのための セレナード] (1954)
- NY フィル 音楽監督 (1958-1969)、 カラヤン と 並ぶ 20 世紀後半の 指揮者
「ヤング・ピープルズ・コンサート」 — NY フィルの 子供向け 教育番組、 世界的に 有名。 前シリーズ [数学の系譜] の アイヴズ (前衛的な保険業者・作曲家) の 後継 世代。
ダルムシュタット・スクール — 戦後前衛
1946 年、 ドイツ・ダルムシュタットで 夏期現代音楽講座 開始。 戦後の前衛音楽の 中心地。
ピエール・ブーレーズ (1925-2016)
フランス、 戦後前衛の 指導者:
- [ソナタ第 2 番] (1948) — ピアノ、 「12 音技法の 過激化」
- [ル・マルトー・サン・メートル (Le Marteau sans maître)] (1955) — 声楽・アンサンブル
- [プリ・スロン・プリ (Pli selon pli)] (1957-1962) — 声楽・オーケストラ
- [レポン (Répons)] (1981) — ライブ・エレクトロニクス
- IRCAM (音楽音響研究所、 パリ) 初代所長
- BBC 響、 NY フィル、 クリーヴランド管 音楽監督
「作曲家 + 指揮者 + 理論家」 の 三役。 20 世紀後半の 音楽的権威。
カールハインツ・シュトックハウゼン (1928-2007)
ドイツ、 電子音楽の 先駆:
- [少年の歌 (Gesang der Jünglinge)] (1955-1956) — 電子音楽の 傑作
- [グルッペン (Gruppen)] (1955-1957) — 3 つのオーケストラ、 空間音楽
- [光 (Licht)] (1977-2003) — 全 7 部の オペラ・サイクル、 26 時間
「20 世紀最大の 前衛作曲家」 の 一人。 前シリーズ [数学の系譜] の 数学者的な 音楽の 「完全な 設計」 を追求。
ルイジ・ノーノ (1924-1990)
イタリア・ヴェネツィア。 共産主義者、 政治的 音楽:
- [ラ・ファブリカ・イルミナータ (光る工場)] (1964)
- [プロメテオ (Prometeo)] (1984) — 「聴くための 悲劇」
弟子・後継
- ラッヘンマン (Helmut Lachenmann、 独 1935-) — 「具体的 器楽 (musique concrète instrumentale)」
- フィニシー (英)、 ファーニホウ (英) — 「新しい複雑性 (New Complexity)」
ジョルジ・リゲティ (György Ligeti、 1923-2006)
ハンガリー・ユダヤ系、 1956 年ハンガリー動乱で ウィーンに 亡命。 独自の 音世界:
- [アトモスフェール (Atmosphères)] (1961) — キューブリック [2001 年宇宙の旅] で 使用、 「トーン・クラスター」
- [ルクス・エテルナ (Lux Aeterna)] (1966) — 合唱、 [2001 年宇宙の旅]
- [レクイエム] (1963-1965) — [2001 年宇宙の旅] で 使用
- [エチュード (Études)] (1985-2001) — ピアノ、 現代ピアノ音楽の 頂点
[2001 年宇宙の旅] (1968)
キューブリック監督の 映画で リゲティの 音楽が 大量使用、 世界的名声。 リゲティは 無許可使用 を 抗議したが、 結果的に 世界に 名を 知らしめた。
ジョン・ケージ — 実験音楽
ジョン・ケージ (John Cage、 1912-1992) は、 カリフォルニア生まれ、 偶然性・不確定性 を 音楽に 導入:
- プリペアド・ピアノ (Prepared piano) — ピアノの弦に ネジ・消しゴム等を 挟んで 打楽器化
- [プリペアド・ピアノのための ソナタと インターリュード] (1946-1948)
- [4 分 33 秒 (4’33“)] (1952) — 演奏者が 無音 を演奏、 「環境音」 が 音楽
- [想像上の 風景 (Imaginary Landscape) No. 4] (1951) — 12 台のラジオ
- 禅・易経 の 影響
「音楽とは 何か」 を根本から 問い直す 実験音楽の 巨人。
ミニマル・ミュージック — アメリカから
1960 年代 米国、 前衛の 難解さ に対する 反動 として ミニマル・ミュージック 誕生:
スティーヴ・ライヒ (Steve Reich、 1936-)
- [イッツ・ゴナ・レイン (It’s Gonna Rain)] (1965) — テープ位相ずれ
- [ドラミング] (1971) — 打楽器
- [18 人の音楽家のための音楽 (Music for 18 Musicians)] (1976) — ミニマルの傑作
フィリップ・グラス (Philip Glass、 1937-)
- [浜辺のアインシュタイン (Einstein on the Beach)] (1976) — オペラ、 5 時間、 休憩なし
- [アクナーテン]、 [サチャグラハ] — オペラ
- 映画音楽多数 ([めぐりあう時間たち]、 [ノートルダムの背中側])
ジョン・アダムズ (John Adams、 1947-)
ポスト・ミニマル:
- [ハルモニウム (Harmonium)] (1980)
- [ニクソン・イン・チャイナ (Nixon in China)] (1987) — オペラ
- [死の魂 (The Death of Klinghoffer)] (1991) — オペラ
スペクトル楽派 (Spectral music) — フランス
1970 年代、 パリの IRCAM:
- ジェラール・グリゼー (Gérard Grisey、 1946-1998) — 早世
- トリスタン・ミュライユ (Tristan Murail、 1947-)
音の 倍音構造 (spectrum) を 分析し、 その データに 基づいて 作曲。 電子音楽と 密接。
東欧の 「ポスト・モダン」
戦後前衛が 形式主義的 になる中、 別の 潮流:
アルフレット・シュニトケ (Alfred Schnittke、 露 1934-1998)
- 「ポリスタイル (polystylistic)」 — 過去の 様々な 様式を 混合
- [合奏協奏曲 第 1 番]、 [交響曲 第 1 番]
アルヴォ・ペルト (Arvo Pärt、 エストニア 1935-)
- 「ティンティナブリ (Tintinnabuli)」 様式 — 3 音のみによる 神聖な音楽
- [フラトレス (Fratres)] (1977)、 [タブラ・ラサ]、 [ベンジャミン・ブリテン への追悼歌]
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ (Henryk Górecki、 ポーランド 1933-2010)
- [交響曲第 3 番 「悲歌の交響曲」] Op. 36 (1976) — 1990 年代 世界的大ヒット
東アジアの 音楽
武満徹 (1930-1996)
日本、 世界的な 作曲家:
- [ノヴェンバー・ステップス (November Steps)] (1967) — 尺八・琵琶・オーケストラ、 東西融合
- [弦楽のためのレクイエム] (1957) — 27 歳、 ストラヴィンスキーが 絶賛
- 多数の 映画音楽 ([切腹]、 [砂の女]、 [仮面の告白])
東洋 (禅、 尺八、 琵琶) と 西洋 (印象派、 メシアン) の 融合。 現代日本音楽の 象徴。
尹伊桑 (Isang Yun、 韓国→独 1917-1995)
韓国系ドイツ人、 ダルムシュタット・スクール参加、 東西融合の 先駆。
タン・ドゥン (Tan Dun、 譚盾、 中国 1957-)
- 映画 [グリーン・デスティニー] 音楽 (アカデミー賞)
- 中国伝統音楽と 前衛の 融合
20 世紀の 指揮者 (概観)
前記事 [ロマン派後期] で 触れた 指揮者の 職業化 が、 20 世紀に 極限:
- アルトゥーロ・トスカニーニ (1867-1957) — 楽譜への厳格な忠実
- ヴィルヘルム・フルトヴェングラー (1886-1954) — ドイツの 深い解釈
- ヘルベルト・フォン・カラヤン (1908-1989) — ベルリン・フィル 35 年、 大量録音
- レナード・バーンスタイン — 前述
- カルロス・クライバー (1930-2004) — 完璧主義、 少数録音
- クラウディオ・アバド (1933-2014) — 民主的指揮者
- サイモン・ラトル (1955-) — ベルリン・フィル 前任者
- キリル・ペトレンコ (1972-) — 現ベルリン・フィル
- 小澤征爾 (1935-2024) — 日本、 ボストン響 29 年、 サイトウ・キネン
- 佐渡裕、 山田和樹、 大野和士 — 現代日本
次記事 で 詳述。
現代への 影響
- 戦後前衛 → 現代芸術音楽・電子音楽・現代美術館の音楽
- ミニマル → 映画音楽 (ハンス・ジマー)、 ゲーム音楽 (植松伸夫)、 ポップス (エレクトロニカ)
- 武満徹 → 現代日本音楽 (坂本龍一、 藤倉大)
- アメリカ音楽 → ハリウッド映画音楽の 基盤
- ソ連音楽 → 現代のロシア・東欧の 音楽伝統
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20 世紀音楽の 多様な発展を辿った。 次記事では、 指揮者列伝 に入る。 19 世紀に 誕生した 「独立した指揮者」 の 職種が、 20 世紀に 音楽の 中心的存在 に。 トスカニーニ、 フルトヴェングラー、 カラヤン、 バーンスタイン、 バーンスタイン、 カルロス・クライバー、 アバド、 ラトル、 小澤征爾、 佐渡裕 — 「作曲家中心」 だった音楽史が 「解釈者中心」 に 移行する 100 年を辿る。